【結論】「グランドスタッフ やめたほうがいい」の答えを発表します。

▶︎「グランドスタッフ やめたほうがいい」の答えを発表します。

新卒・既卒でグランドスタッフを目指しているあなたへ

　現在、専門学生・大学生の皆さま。既卒でグランドスタッフを目指している社会人の皆さま。空港で働いてみたいという夢や希望で溢れているかと思います。ただ、実際のところはグランドスタッフってどうなんだろうという不安や疑問になる気持ちもすごくわかります。Googleで調べても「やめたほうがいい」「辞めたい」「大変」などといった、ネガティブなワードしか出てこないので尚更心配になってしまう気持ちもわかります。今回この記事では、グランドスタッフとして働く上でのメリットとデメリットを踏まえて、【結論】を出しましたので、参考にしていただけたらと思います。

現役グランドスタッフのあなたへ

　日々の業務お疲れさまです。グランドスタッフの仕事ってシフト制で朝早起きだったり、夜遅くまでの勤務だったり、体力的にも給与面でもしんどいことが多かったりしますよね。そんな激務の中で働いていると、若いうちはグランドスタッフとして働けていたとしても、これからの長い人生では続けていくのが厳しかったり、次のステップとして転職なども視野に入れている人も多くいらっしゃるかと思います。結果的に、これからの働き方としてグランドスタッフとして「辞めた方がいいのか」「だらだらと続けてくのか」については、いつかは決断しなければいけません。今回、あなたのこれからのキャリアプランについて結論が出ましたので共有させていただきます。

　僕自身もグランドスタッフとして4年間働いてきた経験もありますので、それなりに現場のことも理解しております。最終的な決断は皆さま自身ではありますが、最後までみていただけたら幸いです。

▶︎【結論】グランドスタッフは3〜5年でやめた方がいい！

※僕個人の意見です。

　結論から、グランドスタッフは3〜5年で辞めるくらいがちょうどいいのかと思います。理由は色々ありますが、今回は大きく分けて3つ紹介します。実際に自分自身もグランドスタッフとして4年間働いていましたが、これ以上続けていても業務量と給料が割に合わなくなるし、身に付くスキルも横ばいだし、なんと言っても「グランドスタッフしかできない人材」になってしまいそうだからです。ただ、今後一生グランドスタッフとして活躍したいと考えているのであれば、極めていく必要がありますので周りには流されずに努力を続けてください。僕は今後の社会人生活がグランドスタッフだけというのがイメージできなかったため、僕は4年で辞めました。

早速ですが、3〜5年で辞めるべき理由を3つ紹介いたします。

理由①：5年以上続けると「業務量と給料」が割に合わなくなる

　グランドスタッフ界隈では、入社して「3〜5年で一区切り」という考え方があります。それは他の会社や業界でも言われていることかもしれませんが、グランドスタッフ界隈ではより顕著です。その理由としては、3〜5年が経つと役職がついたり、同じグループ会社で出向に選ばれたりします。役職につくことはとても素晴らしいことではありますが、かなり位の低い役職になるため、業務量が格段と増えるにも関わらず、給料は月1万円ほどしか上がらないため、割に合わなくなってきます。出向に選ばれるパターンもありますが、本の一部の限られた人材だけで、さらに自分の就きたい業務内容かもわからないという出向ガチャのようなものです。このような事実は、実際に6〜10年働いている先輩スタッフ達からもよく聞く言葉ですので、「3〜5年で辞めた方かいい」というのは説得力のある事実です。

　ちなみに、それでもグランドスタッフを6〜10年と辞めない先輩達の理由は、ほとんどが「もうグランドスタッフしかできない」というネガティブな思考から来るものです。

理由②：5年以上続けても身に付くスキル横ばい傾向にある

　グランドスタッフの仕事は、接客力やコミュニケーション能力、迅速な判断力など、多くのスキルが求められますが、そのほとんどは5年も勤めていれば身につきます。実際のところ、5年以上続けてもそれらのスキルや日々の業務はルーティーン化して、新しいスキルや成長の機会が減少する傾向にあります。よって、日々の業務を淡々とこなすだけでも十分に機能してしまうため、新しいスキルが身に付かず、「スキルの横ばい」につながってしまいます。グランドスタッフには一定のキャリアパスが存在しますが、昇進や職務内容の変化が比較的限られているケースもありますが、上位の役職に就くポジションが少なく、キャリアの幅を広げるには転職が必要になることが多いです。

理由③：専門職過ぎてグランドスタッフしかできない人材になってしまう

　航空会社がグランドスタッフに対して求めているスキルは大まかに分類すると、「接客」「調整能力」「クレーム対応」が挙げられます。逆にいえば、これらのスキルができればそれ以上のことは求めないということです。なぜなら、グランドスタッフの仕事はただでさえ体力的にも精神的にもかなり負荷のかかる業務と言われているため、これ以上のスキルを求めると、大きなストレスを与えることになり、人員の確保するのが難しくなってしまうからです。航空会社としては、最低限のスキルだけあれば十分であるという考え方のところがほとんどなため、社員一人ひとりに寄り添ったキャリア形成をサポートする機会はありません。よって、受け身の姿勢で業務を行っていると、グランドスタッフしかできない人材になってしまい手遅れになってしまいます。

▶︎既に3〜5年働いたグランドスタッフのあなたへ

ゆっくり丁寧に転職活動を始める

　現役グランドスタッフさん、お疲れさまです。現時点で薄々気がついているかと思いますが、グランドスタッフの業務で自分自身が社会人として身に付けるスキルに限界がきているかと思います。あなたは社会人ですが、以下の問いに対して答えられますでしょうか。

• 「営業はできますか？」
• 「プレゼン資料作れますか？」
• 「企画提案できますか？」

　おそらく、ほとんどのグランドスタッフは何もできないかと思います。もちろん、どの社会人でもできるわけではないですが、これらのスキルは最低限身につけておく必要があるかと思います。少なくとも20代のうちに一般的な社会人スキルがなければ、今後の社会人生活がキツくなってきます。これからは、グランドスタッフに両足を突っ込んでいる状態から、軸足をズラしながらゆっくり転職活動を始めることをおすすめします。転職活動自体は「ノーリスク」ですのでゆっくり丁寧に初めていきましょう。

なりたい姿をイメージして必要なスキルが何かを理解する

　皆さまは将来どのような人になりたいですか？自分は何を目指していて、どのような暮らしをしていきたいのかを今一度考え直しましょう。これからいくつか質問してみますので、ちょっとだけ考えてみてください。

　これらは転職エージェントが求職者に対して質問する定番例です。他にもたくさんありますが、なりたい自分をイメージして、それに対してどのようなスキルを身につけたらいいのかを理解しておくことがとても大切です。自分がどうなりたいのかを理解していないまま、ダラダラと働いていたり、転職活動を始めてしまったりすると、あとで必ず後悔します。進む方向性をしっかり見据えて一つずつ行動していきましょう。

なりたい姿を実現するために今から逆算して行動する

　なりたい姿のイメージができたら、そのためには何をしたらいいのかを考えてみましょう。これはグランドスタッフとして働きながらでもできることでも大丈夫です。これから例を挙げますので参考にしてみてください。

例）なりたい姿：将来はネイリストになって自分のお店を持ちたい

必要なスキル

• ネイルの技術
• 販売・宣伝・マーケティング
• 店舗開業の知識

　→　逆算して行動：ネイルの技術を磨いて経験を積む

• 友人・先輩・後輩でネイルの練習をする
• ネイルを作ってネットで販売してみる
• ネイリストとして転職して店舗で経験を積む

　大まかに分けるとこのような流れで進めていくと上手くいくかと思います。ただ、将来の夢なのでいきなりネイリストとして起業することは難しいかと思います。まずはネイルのスキルを身につけて、ネイリストとして店舗で経験を積むことが始めの一歩めになります。その中でも、今の自分にできることはグランドスタッフとして働きながら、プライベートの時間でネイルのスキルを磨くことです。友達や先輩・後輩にネイルをしてあげたり、レッスンを受けに行ったり、今できることはたくさんありますので、なりたい姿を実現させるために、今から逆算して行動していきましょう。

無料相談の手順はこちら（クリックだけで簡単30秒！）

STEP1：現在の就業状況を教えてください

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▶︎これからグランドスタッフを目指す方へ

あなた次第でスキルは十分に身に付く

　新卒・専門卒・高卒・既卒でグランドスタッフになれたら、日々の業務をルーティンのように作業をこなしていくのではなく、十分に充実した毎日を送っていただけたらと思います。航空業界の業務内容はほとんどが確立されたルーティン作業なため、毎日が淡々と過ぎていく傾向にあります。そのため、グランドスタッフとしては着実にスキルアップできるものの、業務にマンネリ化してしまい、他業務には目もくれない、お局人材になってしまう可能性があります。自らが積極的に考えて果敢に仕事をする人を目指しましょう。

　僕個人の経験ですが、実際に空港で働いていた時の先輩や上司は、グランドスタッフとして尊敬できても、社会人・ビジネスマンという視点からはあまり学ぶ機会が少ないのが現実です。ただ、グランドスタッフとして、働くと決めた以上、自分自身のスキルとして残るような活動を多く実施しておりました。あなた次第でスキルは十分に身につきますので、充実した毎日を送っていただけたらと思います。

20代にワークライフバランスは必要ない！

　結論から、20代には働き方やワークライフバランスは必要ありません。若いうちは仕事やスキルの吸収力が高いため、20代で「体力」「しつこさ」を身につけて圧倒的に量をこなしましょう。20代のうちにしっかり行動できた人だけが、30代に結果を残せるようになります。職場によっては働き方改革で定時に仕事を終えて帰宅できる会社もあるでしょう。そう言った企業に勤めている方には、帰宅後に副業をすることをおすすめします。とにかく20代の皆さまは、1日24時間という限られた時間を有効活用して、自分自身の価値を早めに高めておくことが非常に大切です。自分の市場価値を高めて社会から必要とされる人材を目指して行動することで、40代、50代になったときに後々響いてきます。20代という一番体力のある時に人生の80%〜90%くらいの努力をすることをおすすめします。今からでもまだ間に合います。

辞める前提で逆算しながら働く

　僕はグランドスタッフとして雇っていただいた瞬間から辞めることを決めていました。仕事が合わないとか、やりがいがないとかではなく、始めからケツ（終わり）を決めておくことです。僕の社会人生活はグランドスタッフだけではないので、始めからある程度のスキルや経験を身につけたら次のステップに進む予定で逆算しながら働きました。もし、グランドスタッフとして一生働くのであれば、無心で業務に取り組めばいいのですが、後々、転職も考えている方は「辞める前提で逆算しながら働く」ことを意識して行動しましょう。具体的には、転職先の業界や職種をあらかじめ絞っておき、それに必要な資格や経験を働きながら身につけておくことです。常に先のことを考えながら生活していないと、気づいた時にはグランドスタッフしかできない人材になってしまうため、いつでもスキルを横展開できるように用意しておきましょう。

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